アンポンタンが

今年5月現在全国にある書店数は1万2526店で2000年に行った調査(2万1654店)に比べ40%強も減ったそうである。また書店が地域に1店舗もない書店ゼロ自治体も、全国の自治体の20%強を占めるとのこと。ネット書店やコンピに押されているのか確かに本屋さんは減ってはいる、でも客はそこそこ入っているように思う、本が廃れてきたわけではないと思いたい。しかしよく読む雑誌などにみられるが月を追うごとにページが薄くなっているものも多いような気がする。

書店ゼロ自治体をみると北海道、長野、福島、沖縄の順で続いているがその後は奈良、熊本、そして福岡の順である。ちなみに福岡では17の自治体がこれに該当する結果となっている。しかし福岡にもこんなにあるのは意外であった。福岡は好きな街であるが赤坂のけやき通りには洒落た本屋さんがあった、ただここだけではないがやはり全国規模の大型店ばかりで、昔ながらといった店など見当たらない。もっとも本の場合専門店でもない限りどこへ行っても品ぞろえはたいして変わらないのであるが。福岡の本屋といえば学生時代明大前に小さな本屋さんがあり、中には易や手相の本が山積みになっていた。よく顔を出していた店だったがこのオヤジが福岡市出身で何年か前までは路上で占いをしていたらしい。

なんでこんな場所で古本屋などやっているのか理由などわからないが、小さな店の奥にはテーブルが置いてあり、やっぱり本業は続けていたのだった。僕の友人にヒロシという間抜けがいたのだがオヤジに後期の試験問題を占ってほしい、と頼んだところ「このアンポンタンが」、と叱りつけられたそうである。福岡も結構占いは盛んで調べてみると本屋さんの数より多い。いくら時代が変わっても占いは脈々と生き続けている、考えてみれば不思議なものである。