毛深い男がいるとどこか気になるようである

上野の文化ホールで久しぶりにコンサートを観た。こじんまりと落ち着いた感じがとてもいい会場ではあるがステージがわりと低く、また前の方は床がフラットぎみなので前の席に図体のデカいおっさんなどがいると、ちょうど真ん中の視界が遮られ肝心の演奏者が全く見えなくなったりする。ドームのロックコンサートなどもそうなのだが、場所にもよるがアリーナ席で見るよりもスタンド席の方がはるかに観やすかったりする。女性の方などこういった思いをよくされるのかな、などと思ってみたりした。

そしてこの日も運悪く僕の目の前にはオヤジの後頭部が、おまけに落ち着きがないオヤジでしょっちゅう動くのでそのたびに僕も隙間を確保するため身体をねじったり、かがめたり忙しい。だんだん腹も立ってくる、素直に音楽を楽しめばいいのに、そういった心の余裕がないのであろう。9時過ぎにコンサートは終了になり腹も減っていたので何か食っていこうかとも思ったがよっぱらったサラリーマンがたくさんいそうなのでとっとと帰宅の途を選ぶ。帰りの電車内でさっきまで観ていたコンサートで演奏された曲を順に並べてみると途中からつながらない、もう忘れているのだ。

しかしとなりの席にいた青年の二の腕がやたらと毛深かったことがなぜか浮かんできた、こんなことまで記憶をしていたのかと思うと不思議でならない。ネットで男性脱毛のことを調べて以来、毛深い男がいるとどこか気になるようである。自宅を出る前に見ていたテレビ通販では脱毛ワックスが取り上げられていたが今では男性も普通に使用しているらしい。そしてここ上野にも男性専用脱毛クリニックがあることを思い出した。脱毛と言われても薄毛で悩んでいる方もいるわけでそんな方はどんな目で見ているのだろうか。とくに頭髪などはいい加減退化してくれないものか、そのほうが楽でいいのではないかなどと思ったりした。