フネさんのこと

ちょんまげの由来を調べてみた、調べるといっても「ちょんまげ 由来」と入力して検索するだけ。でもたったこれだけで必要な答えを得ることが出来るのだから本当に便利なものである。いまさらこんなことに感心しても始まらないが、なぜちょんまげなのかというと、よくよく見るとへんてこな頭であるから。なんであんなめんどくさい頭にしていたのか、急に気になって仕方なくなったのである。最近どうもこういった突発的な自問自答に時間を使うことが多いようだ。

 

そして答えはどうやらカブトにあるようであったのだが、月代だけ剃り上げたところが面白い、全部剃れば楽ではないかとも思うのであるがやはり髪にはそれなりの意味があるのであろう。日本だけではなく世界中で髪には気が宿るものなのだろうか、絵画や彫刻を見てもショートヘアなどまず見かけない。特に女性にとっては何年たっても髪は命である、そういえば近所のトキタさんが買った育毛剤が効き目がいいらしいと評判になったことがあったことを思い出す。

 

いまでは貴重となった和ランのエキスが入っているとかと言っていましたが多分これのことだとだろう。「60歳以上に話題」といったコピーに注目したい、60歳などまだ若いのである。子供のころよく見たサザエさん、登場人物の名前はよく憶えてはいないが、お母さんのフネさんはたぶん50代に入ったばかりではないだろうか、それにしては老けている。しかし作られた当時は平均寿命もそうだがと今と50歳の意味が違うのである。

 

だからトキタさんのようにたぶん70近いお方がお洒落で育毛剤を買って効果を自慢したり、それを聞いて興味をもつ同世代のおばさんたちを見るのはじつにいい。老後や介護から目を背けるわけではないが、いくつになってもオシャレは人を活性化させるものなのだろう。

臍帯血とは

他人の臍帯血を使った再生医療が国に無届で行われていた問題が新聞で取り上げられていた。臍帯血とは赤ちゃんのへその緒や胎盤に含まれる血液のことで血液細胞のもとになる幹細胞が含まれているのであるが、2015年以降他人の細胞を移植する際には、国への治療計画を提出することが必要となっているらしい。この臍帯血を使って治療を受けた患者の内30%は中国人であったそうである、移植費用は1回あたりなんと300万~400万円。治療目的はアンチエイジングなどでありわざわざ治療目的でツアーを組まれていたらしい。

また無届け出で臍帯血移植をしたとして疑いのある表参道のクリニックではホームページで「がんの痛みが軽減した」など臍帯血移植をPR、「アンチエイジングに良い」と宣伝をしていたそうである。しかしこの臍帯血に含まれる幹細胞を使用したがん治療やアンチエイジングなどの美容医療については今のところ科学的な有効性や安全性が認められてはいないそうである。たしかに医学的な根拠もなく、まして必要な許可も得ることなく治療を行うなど論外であろう、また今回の問題を「氷山の一角」であると危機感を抱く声もあがっている。

安易にこういった治療は受けないよう注意を呼び掛ける、とのことであったが今のところ僕には関係ない話ではある。しかしこの先いつまでも健康でいられるわけでもない。300万円ではさすがに考え物ではあるが違法であるとはわかっていても「わらにもすがる」思いは正直わからないわけではない。臍帯血のことを少し調べてみると、やはりアンチエイジングを目的としたものが多い。また似たようなものでプラセンタなるものもあり、こちらは医療機関でのみ注射もしてくれ美肌効果にはとても評判がいいらしい。

このプラセンタはさらにサプリメントとして発売もされており簡単に手に入りやすいが馬の胎盤を使用しているようである。いずれお世話になる日が来るのかもしれない、などと思うと試してみようかなどと思ったりした。

アンポンタンが

今年5月現在全国にある書店数は1万2526店で2000年に行った調査(2万1654店)に比べ40%強も減ったそうである。また書店が地域に1店舗もない書店ゼロ自治体も、全国の自治体の20%強を占めるとのこと。ネット書店やコンピに押されているのか確かに本屋さんは減ってはいる、でも客はそこそこ入っているように思う、本が廃れてきたわけではないと思いたい。しかしよく読む雑誌などにみられるが月を追うごとにページが薄くなっているものも多いような気がする。

書店ゼロ自治体をみると北海道、長野、福島、沖縄の順で続いているがその後は奈良、熊本、そして福岡の順である。ちなみに福岡では17の自治体がこれに該当する結果となっている。しかし福岡にもこんなにあるのは意外であった。福岡は好きな街であるが赤坂のけやき通りには洒落た本屋さんがあった、ただここだけではないがやはり全国規模の大型店ばかりで、昔ながらといった店など見当たらない。もっとも本の場合専門店でもない限りどこへ行っても品ぞろえはたいして変わらないのであるが。福岡の本屋といえば学生時代明大前に小さな本屋さんがあり、中には易や手相の本が山積みになっていた。よく顔を出していた店だったがこのオヤジが福岡市出身で何年か前までは路上で占いをしていたらしい。

なんでこんな場所で古本屋などやっているのか理由などわからないが、小さな店の奥にはテーブルが置いてあり、やっぱり本業は続けていたのだった。僕の友人にヒロシという間抜けがいたのだがオヤジに後期の試験問題を占ってほしい、と頼んだところ「このアンポンタンが」、と叱りつけられたそうである。福岡も結構占いは盛んで調べてみると本屋さんの数より多い。いくら時代が変わっても占いは脈々と生き続けている、考えてみれば不思議なものである。

サプリメントについて

テレビでさかんに宣伝されているサントリーのあるサプリメントを飲んでいる、定期購入なので3カ月ごとに送られてくる。10年ちかくお付き合いしているはずだ。購入のきっかけはたしか誰かがこれを飲むと二日酔いがないと雑誌で話していたからであったこと、また僕にとってはサプリメントなどまだ珍しく思っていたころであり興味本位で試してみようと思ったことだった。なんでも貴重なゴマの成分が濃縮されているのである、栄養もありそうだ。しかし毎日3粒こんなに長い間飲んでいるにもかかわらず、どんな効果があるのかがわからない。

ただ二日酔いには全く効き目はない、それ以外は長所も短所もわからないのである。無味無臭、刺激もない。いった何のために飲んでいるのであろう、たぶん来月当たりまた配達されてくるのかと思うと継続も考え物である。しかし飲むことが習慣というか惰性となってしまったようなので、なかなかやめることもできない、このあたりが販売側の狙いなのだろう。しかし、自分で定期購入までしているのにも関わらず僕はサプリメントをまったく信用をしていない、本などで読めば製造原価などたかが知れており大部分は宣伝費なのだそうだ、多分本当の話であろう。

テレビの通販番組などで取り上げられているやつなど本当に胡散臭い、しかしだから見る分にはおもしろい。しかしそんなサプリメントであるが、厚生労働省サプリメントによる栄養補給を進めているものがあることを知った、それは葉酸である。この葉酸はとくに妊娠中胎児の栄養という点で妊婦さんにすすめられているようだ。広告をみるとなるほど妊活サプリとして宣伝されている。ひとつ勉強したような気分になった。サプリメントもマニアになると何十種類も飲んでいると聞く、基本的に薬ではないので害もないはずである、でもやはり騙されているような気がしてならない。

新宿の木下さん

毎年この時期になると「夏の甲子園」が始まるのであるが、僕はまったく興味はない。今日ネットの記事をいろいろ読んでいると、そんな高校野球に対し疑問を投げかける記事があった。書いてあることはまさにその通り、商売化に対する警鐘である。ここであれこれ書いてもしょうがないのであるがたかが高校生のクラブ活動の全国大会である、べつに炎天下、わざわざ甲子園球場で行われなくてもいいではないか。商売といたいのならせめて準決勝、決勝、そしてその前の3位決定戦(追加)で充分ではないだろうか、開催も秋でいい。

でも今では大嫌いな高校野球であるが僕も野球少年だった子供の頃は熱中して見たものである。それから進学した高校がT大学の付属校であり野球部員などはまるで「傭兵部隊」、今でもこんな学校に進学したことを後悔している。入学した春、それから1年生時代の夏、わが校は目出度く甲子園に出場を果たした。春の時はまだ入学が決まった中学生、それでも団体バスに乗って甲子園に応援に向かった。行き帰りの後部座席では「先輩方」がタバコをプカプカ吸いながら下品なわだいで盛り上がっていた。

「こんなバカがいる高校へ行くのか」そう思うと本当に悲しくなったことを今でも思い返すことができる。そして夏、僕は空手部の一年生であった、この空手部が僕の人生をぶち壊しにしてくれたのが・・・。夏の大会の時は応援団同士がけんかを始め僕も空手部の一員として修羅場に駆り出された。原因は知らぬがいざ決戦の時は真っ先に飛び出すよう「指令」をうけていた。つくづくバカバカしくなったが当時はすっかりビビってしまい生きて帰れないのでは、などともほんとうに思ったものである。

しかし応援団の3年生の貫禄はもう見事、2歳年上とはいえもう大人である。けが人も出さず団旗を奪い取り意気揚々として引き上げたのである。嘘のような話であるがこれは本当に体験した話、今から40年以上前の話である。「嗚呼花の応援団」が流行ったころでした。縁あって当時応援団の2年生であった木下さんとは今も付き合いがあります、あの頃は本当におっかなかった先輩も今では新宿で占い師、占い師には資格が不要だしあの頃から人に揉まれてきたからね。

そういう彼の占いはまんざらでもなく当たるそうです、最近姿を見ないようですがどうされたのでしょうか。

毛深い男がいるとどこか気になるようである

上野の文化ホールで久しぶりにコンサートを観た。こじんまりと落ち着いた感じがとてもいい会場ではあるがステージがわりと低く、また前の方は床がフラットぎみなので前の席に図体のデカいおっさんなどがいると、ちょうど真ん中の視界が遮られ肝心の演奏者が全く見えなくなったりする。ドームのロックコンサートなどもそうなのだが、場所にもよるがアリーナ席で見るよりもスタンド席の方がはるかに観やすかったりする。女性の方などこういった思いをよくされるのかな、などと思ってみたりした。

そしてこの日も運悪く僕の目の前にはオヤジの後頭部が、おまけに落ち着きがないオヤジでしょっちゅう動くのでそのたびに僕も隙間を確保するため身体をねじったり、かがめたり忙しい。だんだん腹も立ってくる、素直に音楽を楽しめばいいのに、そういった心の余裕がないのであろう。9時過ぎにコンサートは終了になり腹も減っていたので何か食っていこうかとも思ったがよっぱらったサラリーマンがたくさんいそうなのでとっとと帰宅の途を選ぶ。帰りの電車内でさっきまで観ていたコンサートで演奏された曲を順に並べてみると途中からつながらない、もう忘れているのだ。

しかしとなりの席にいた青年の二の腕がやたらと毛深かったことがなぜか浮かんできた、こんなことまで記憶をしていたのかと思うと不思議でならない。ネットで男性脱毛のことを調べて以来、毛深い男がいるとどこか気になるようである。自宅を出る前に見ていたテレビ通販では脱毛ワックスが取り上げられていたが今では男性も普通に使用しているらしい。そしてここ上野にも男性専用脱毛クリニックがあることを思い出した。脱毛と言われても薄毛で悩んでいる方もいるわけでそんな方はどんな目で見ているのだろうか。とくに頭髪などはいい加減退化してくれないものか、そのほうが楽でいいのではないかなどと思ったりした。

尾道の思い出

20年ほど前に尾道を旅したことがある。5月の連休であったが天気が曇りで、尾道の駅に着くと今にも降り出しそうであったことが妙に頭に残っている。あの頃はデジカメなどまだ珍しく旅には「写ルンです」をよく持参した、そんなカメラで撮影された写真集が押し入れのガラクタの中から出てきた。

 

当時泊まった宿は目の前に尾道水道が広がるビジネスホテルで近所のコンビニで買った地酒(名前は忘れた)がやたらうまく窓際において尾道の夜景といっしょに写真に収めたりした。そんなどうでもいいようなものばかり何枚も簡易アルバムに閉じられている。尾道は道が細く坂道ばかりであった。

 

ぼくは車が嫌いなので、こういった細い道があると好んで歩いたりするのだが、坂道と神社しかなくだんだん飽きてきたことも懐かしい思い出である。たまに「自撮り」をしたりしているが当時着ていた服がやたらと懐かしい。

 

青いジャケットとエンジのシャツである。当時は身体も一回り大きくサイズもLLだった。途中志賀直哉先生の住んでいた家がありしばらく時間をつぶすことが出来た、この家の間取りは僕好みでありこんな家で暮らしてみたいものだなどと言って、誰も周りにいないのを確認してから座敷に仰向けになり伸びをした。

 

志賀さんの家といえば奈良公園のなかにもあったはずだ。写真を見ながらこんなことを思い出していた、しかしあれからもう20年、たぶん20年後などあっという間であろう。そんな広島には友人がおり来月あたり久しぶりに会おうか、といった話になった。

 

いったい彼が広島のどこに住んでいるのかは知らないがたまに遠出するのも悪くはない。彼は小さな雑貨屋さんを営んでおり財布のことがやたらと詳しく、酒を飲むとやたらとうんちくをたれる癖がある。

 

根が善人なので悪い気はしないのだが最近は占いに凝っているらしく、近所の有名な先生とよく会っては話すそうである。なんでも駅前の喫茶店で鑑定をしてくれるそうで地元ではけっこう有名らしいがこのなかにいるかもしれない。

 

財布も縁起物だからとても占い師の話も参考になるらしい。今度会う時にはそんな話がゆっくり聞けそうである。